借入金返済予定表テンプレート 無料・登録不要|元利均等の返済額をExcelで自動計算

借入金返済予定表をExcelで作る方法【元利均等・元金均等対応】

借入金の返済予定表は、毎月の返済額だけでなく、元金・利息の内訳と返済後の残高を確認するための表です。銀行の予定表が手元にないときの試算や、決算前の残高確認に使えます。

この記事では、元利均等返済の予定表をExcelで作る方法を解説します。借入金額・年利率・返済回数・初回返済日の4か所を入力すれば使える無料テンプレートも配布しています。

目次

元利均等返済とは?元金均等との違い

元利均等は、金利などの条件が変わらなければ、元金と利息を合わせた毎月の返済額が原則として一定になる方式です。返済が進んで残高が減ると利息が減り、同じ返済額のうち元金に充てる割合が増えます。最終回は端数を調整します。

比較する項目元利均等元金均等
一定になるもの元金と利息を合わせた返済額毎回返す元金
返済額の動き原則一定。最終回などを調整残高と利息の減少に伴って減る
今回の無料Excel対応非対応

利用前に、金融機関との契約で返済方式を確認してください。元金均等・据置期間・繰上返済・ボーナス返済を含む契約を、この無料版でそのまま再現することはできません。

無料テンプレートの使い方:入力するのは4か所

ダウンロードしたファイルには、入力用の返済予定表、記入例、使い方の3シートがあります。まず記入例で完成形を確認し、入力用シートの青いセルに条件を入れます。

入力項目記入例入力時の確認
借入金額5,000,000円当初の元金を入力
年利率1.8%「1.8」ではなく「1.8%」。無利息なら「0%」
返済回数60回年数ではなく月数。5年なら60、上限120
初回返済日2026/10/31借入日ではなく、最初に返済する日
決算日(任意)2027/3/31残高と1年内返済元金を確認するときに入力

入力すると、毎月の返済額・返済総額・利息の合計・最終返済日と、各回の「返済日/返済額/うち元金/うち利息/返済後残高」が表示されます。画面右側の入力チェックで入力漏れや利率の桁を確認してください。

計算セルにはシート保護を設定しています。パスワードは設定していないため解除できますが、通常は青い入力欄だけを編集して使います。印刷はA4縦・1ページ幅に設定済みです。返済回数によって縦方向は複数ページになります。

Excelで元利均等の返済額を計算する方法

1.PMT関数で毎月の返済額を出す

一定の利率で毎月返す場合、PMT関数に月利・返済回数・借入金額を指定します。年利率は12で割って月利にそろえます。

=ROUND(PMT(1.8%/12,60,-5000000),0)

この条件では、毎月の返済額は87,202円です。借入金額にマイナスを付けると、返済額を正の数で表示できます。ROUND関数は円未満を四捨五入するために使っています。PMTの返済額には元金と利息が含まれ、保証料などの費用は含まれません。関数の仕様はMicrosoft「PMT関数」で確認できます。

2.利息・元金・残高を順番に計算する

配布ファイルでは、各回の利息を前回残高から計算し、返済額から利息を引いた分を元金に充てます。

項目計算の考え方
利息前回返済後の残高 × 年利率 ÷ 12を円未満切り捨て
元金毎月の返済額 − その回の利息(残高を上限)
返済後残高前回返済後の残高 − その回の元金
最終回残っている元金の全額 + その回の利息

上の記入例なら、初回の利息は7,500円、元金は79,702円、返済後残高は4,920,298円です。2回目以降も同じ順序で計算します。無料版では計算誤差への対策として、利息の円未満切り捨て前に小数第4位で丸めています。

最終回は残高を全額返すため、返済総額を「毎月の返済額×回数」とするだけでは一致しない場合があります。返済額の列を合計し、元金の合計が当初の借入金額に一致するか、最終残高が0円になるかを確認します。

3.初回返済日を基準に返済日を並べる

=EDATE(初回返済日のセル,回数のセル-1)

無料版は初回返済日を基準に1か月ずつ日付を進めます。存在しない日付はその月の末日になります。土日・祝日による銀行営業日の調整は行いません。また、2月28日を初回にすると翌月は3月28日となるため、「常に月末」の契約とは日付が異なる場合があります。

決算日時点の残高と「1年内返済予定の長期借入金」を確認する

決算では、予定表の残高と帳簿の借入残高を照合します。無料版の「決算日」欄を入れると、決算日までに返す予定の元金を当初の借入金額から引いた残高を表示します。決算日当日の返済は、返済済みとして計算します。

さらに、決算日の翌日から1年後の同日までに返済する予定の元金を合計します。2027年3月31日決算なら、2027年4月1日から2028年3月31日までの元金が対象です。毎月の引落額には利息が含まれるため、引落額12回分で代用しないでください。

流動負債と固定負債を区分する際は、期限が1年以内に到来する債務を流動負債に区分する考え方を確認します。出典:企業会計基準委員会「企業会計原則」。

帳簿の残高がすべて長期借入金に計上され、1年内返済分の振替前であれば、確認した元金を「長期借入金/1年内返済予定長期借入金」として振り替える方法があります。すでに区分している場合は、既存残高との差額を調整します。借入残高の全額と、振替後の固定負債に残る長期借入金は同じ金額ではありません。

このExcelの残高は予定どおり返済した場合の参考値です。実際の支払状況、金融機関の返済予定表・残高証明、採用する会計ルールと照合してから処理してください。初回返済日より前の決算日では当初借入額が表示されますが、借入実行前かどうかは自動判定しません。

実際の返済予定表と一致しないときの確認点

  • 金利と返済方式:変動金利、元金均等、据置期間など、無料版の前提と異なる条件がないか。
  • 利息の日数計算:無料版は年利率÷12による月割り。金融機関が日割りなど別の方法を使う場合は差が出ます。
  • 端数処理:毎月の返済額は四捨五入、利息は切り捨てという前提が契約と同じか。
  • 初回と最終回:初回までの端数日数、最終回の残高調整、休日の引落日変更を確認。
  • 返済以外の費用:保証料・事務手数料などが引落額に含まれていないか。

差額の大きさは契約条件によって異なります。無料Excelを金融機関の正式な予定表の代わりにせず、試算と確認の補助として使ってください。

無料版でできること・対応していないこと

借入本数1本。複数借入を合算する管理台帳ではありません
返済方式元利均等のみ
返済回数1~120回(毎月返済・最大10年)
決算対応指定日の予定残高・1年内に返済する元金
非対応元金均等、据置、繰上返済、ボーナス返済、途中の金利変更

複数の借入がある場合は、金融機関名・借入日・返済条件・残高を一覧にし、借入ごとに照合します。毎月の元金と利息は、資金繰り表の支出計画にも反映すると、今後の支払額を確認しやすくなります。

複数の借入を管理するなら、有料の借入金管理台帳

借入を1行ずつ登録し、会計期間を指定すると、借入ごとの残高・当期返済元金・支払利息を年度別に確認できます。1年内返済への振替、信用保証料の期間按分、内訳書の作成までまとめたい方に向いています。

比較項目無料版:返済予定表有料版:借入金管理台帳
借入本数・返済回数1本・120回まで30本・1本180回まで
返済方式元利均等元利均等・元金均等・期日一括・元金据置
決算の確認1本の予定残高・1年内返済元金借入別の年度台帳・1年内返済への振替額と仕訳
信用保証料非対応当期償却額・前払費用と長期前払費用の残高
内訳書非対応借入金及び支払利子の内訳書を自動作成
価格無料3,800円・買い切り

有料版は1年決算・決算月の変更なしが前提です。繰上返済や条件変更の途中反映、変動金利の改定履歴、日割り計算、未払利息の自動計上などには対応しません。詳細は商品紹介ページでご確認ください。

借入金管理台帳の商品紹介を見るSTORESで購入する(3,800円)

ダウンロードとご利用について

借入金返済予定表(元利均等)を無料で使う

ファイル名:借入金返済予定表_元利均等_無料版_v1.0.xlsx。社内・顧問先での利用は自由です。再配布・転売はご遠慮ください。計算結果は参考値であり、実際の返済額・利息は金融機関の資料をご確認ください。税務・会計上の最終判断は税理士等の専門家にご相談ください。作成者は利用により生じた損害について責任を負いかねます。

その他の無料テンプレートを見る / 決算・経営管理に使える有料Excelの商品紹介を見る

更新日:2026年9月8日

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